ここは、過去をきれいに整理し直すための場所ではない。 その時々に残された文章や写真を、できるだけそのまま保存し、 あとからもう一度参照できるようにしている。 年月順に並んだ記録の中には、 今となっては意味の分からないものや、 すでに失われた出来事も含まれている。 それでも、残っている。 記録とは、忘れないことではなく、 忘れてしまったあとでも参照できる状態にしておくことなのだと思う。
2006年から現在までの記録を、年代・月別に整理している。 新しいものから古いものへ。 あるいは、古いものから現在へ。 時間は一方向にしか進まないが、 記録の中では自由に並び替えることができる。 ひとつの記事を読むことは、 その頃の自分が残した断片をひとつ読み込むことでもある。
写真は、文章よりも早く時間を呼び戻すことがある。 そこに写っているものだけではなく、 撮った場所、季節、光、音、 そして撮影したときには意識していなかったものまで、 あとになって記憶の中から浮かび上がってくる。 写真は記録であると同時に、 失われた時間への参照先でもある。
FILEDLOGにも履歴がある。 記録されている出来事だけではなく、 それを保存していた場所そのものも、 年月とともに形を変えてきた。 ページが増え、 場所が移り、 残るものと失われるものが生まれる。 このページでは、 記事の更新履歴ではなく、 「記録する場所」としてのFILEDLOGの変化を残していく。 サイトがいつ作られ、 どのように形を変え、 何を残してきたのか。 記録の内容だけでなく、 記録してきた場所そのものもまた、 ひとつの記録である。